イワタニカセットフー「達人スリムプラス」と「達人スリムIII」の違いを比較してご紹介しますね。
イワタニ「達人スリム」シリーズの特徴は、
・ごとくまでの高さ74mmの超薄型設計で、テーブルが広く使える
・内炎式バーナーにより、効率的に加熱できて安定感も高い
という点にあります。
達人スリムプラスと達人スリムIIIを比較すると違いは次の4つです。
・本体サイズ(奥行き)が違う
・トッププレートのカラーとデザインが違う
・達人スリムプラスのみ、ユニバーサルデザインを採用
・値段
比較項目 | 達人スリムプラス | 達人スリムIII |
---|---|---|
本体サイズ(奥行き) | 短め(約257mm)で省スペース | 標準サイズ(約275mm) |
プレート設置の自由度 | ユニバーサルデザイン(前後左右OK) | 従来設計(正面方向のみ) |
本体カラー&デザイン | メタリックコーラル(新デザイン) | ゴールド(落ち着いた印象) |
価格帯(楽天市場) | 約3,950円~4,280円(税込・送料無料) | 約5,593円~6,280円(税込・送料無料) |
火力、燃焼時間、点火方式などの基本性能に大きな違いはありません。
つまり、サイズ、見た目、使いやすさの違いがポイントです。
達人スリムプラスは2022年発売の新モデル。達人スリムIIIは2019年発売の従来モデルで、価格はやや抑えめです。
本文にて詳しくお伝えしますね。
▼省スペース重視&コスパも◎な新モデルなら「達人スリムプラス」

▼長年愛され続けている定番モデルは「達人スリムIII」
イワタニ 達人スリムプラスと達人スリムIIIの比較7項目
イワタニの人気カセットコンロ「達人スリムシリーズ」には、「達人スリムプラス」と「達人スリムIII」の2つのモデルがあります。
どちらも家庭用として非常に使いやすく、多くのユーザーに支持されていますが、それぞれに特徴と違いがあります。
ここでは、それぞれのモデルを7つの項目に分けて詳しく比較していきます。
購入を検討している方にとって、どちらが自分に合っているのかを判断するための参考にしていただければと思います。
比較項目 | 達人スリムプラス | 達人スリムIII |
---|---|---|
① サイズ・コンパクトさ | 奥行き短縮・約2cm小さい | 標準サイズ |
② デザイン性・カラーバリエーション | メタリックコーラル(上品で映える) | ゴールド(シンプルで無難) |
③ 火力・発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) | 3.3kW(2,800kcal/h) |
④ 燃焼時間 | 約70分 | 約70分 |
⑤ 操作性・点火方式 | マグネット着脱・自動点火 | マグネット着脱・自動点火 |
⑥ ユーザビリティ(設置のしやすさ) | ユニバーサルデザイン採用 | 一般的な設計 |
⑦ コストパフォーマンス | やや高価だが高機能 | 安価でシンプル |
① サイズ・コンパクトさ
モデル名 | サイズ(幅×奥行×高さ) |
---|---|
達人スリムプラス | 335×275×84mm |
達人スリムIII | 338×280×84mm |
サイズ面での最も大きな違いは、達人スリムプラスの「奥行き」が短く設計されている点です。
従来モデルの達人スリムIIIよりも奥行きが約2cm短縮され、使用時の設置面積が約8%コンパクトになりました。
このサイズ感の違いは、実際にキッチンやテーブル上に設置した際に、より省スペースで済むという明確なメリットがあります。
たとえば、テーブル上に複数の料理や器を並べる場合や、狭いカウンターの上で鍋を囲むといったシチュエーションでは、達人スリムプラスのスリム設計が活きてきます。
「少しでもテーブルを広く使いたい」「片付けや収納もスムーズにしたい」という人にとっては、このコンパクトさは非常に大きなアドバンテージになるでしょう。
また、持ち運びの面でも達人スリムプラスの軽量・薄型設計は便利で、キャンプやベランダ飯といったアウトドアシーンでも重宝されます。
対して、達人スリムIIIは標準的なサイズであり、安定感という点では優れていますが、コンパクトさではスリムプラスに一歩及びません。
結論として、より限られたスペースで使用したい方や、卓上の使い勝手を重視する方には「達人スリムプラス」が優位と言えるでしょう。
一方で、「サイズにはあまりこだわらない」という方にとっては、達人スリムIIIでも十分なパフォーマンスを発揮してくれます。
② デザイン性・カラーバリエーション
モデル名 | カラー | 印象 |
---|---|---|
達人スリムプラス | メタリックコーラル | 高級感とスタイリッシュさ |
達人スリムIII | ゴールド | シンプルで上品 |
デザインの最大の違いは「カラー」と「トッププレートのデザイン性」です。
達人スリムプラスはメタリックコーラルを採用しており、料理写真を撮る際にも映える高級感があります。
見た目にこだわりたい人や、テーブルをおしゃれに演出したい人には特におすすめです。
一方の達人スリムIIIはゴールドのシンプルなカラーが特徴で、どんな食卓にも馴染みやすいです。
カジュアルさを求める人や、装飾を抑えたい方にとってはちょうど良い選択肢と言えるでしょう。
また、達人スリムプラスは前後左右どの方向からでも設置可能なユニバーサルデザインのプレートで、見た目だけでなく実用性もプラスされています。
この点も見た目重視+機能派のユーザーにとって大きなメリットになります。
③ 火力・発熱量
モデル名 | 最大発熱量 |
---|---|
達人スリムプラス | 3.3kW(2,800kcal/h) |
達人スリムIII | 3.3kW(2,800kcal/h) |
火力に関しては、両モデルともに同等です。
最大発熱量は3.3kWで、家庭での鍋料理や煮込み料理、鉄板焼きなどにも十分対応できます。
屋内での使用はもちろん、屋外調理でもしっかり活躍してくれるレベルです。
性能面での違いがないため、この項目については「どちらを選んでも問題ない」と言えるでしょう。
より重視すべきは他の差別化ポイント、特にサイズやデザイン、使い勝手になります。
④ 燃焼時間
モデル名 | 連続燃焼時間 |
---|---|
達人スリムプラス | 約70分 |
達人スリムIII | 約70分 |
燃焼時間についても両モデルは同じで、約70分連続使用可能です。
これにより、一般的な鍋料理や焼き物調理であれば1回のガスボンベで十分足ります。
使用するカセットガスはどちらもイワタニ純正のCB缶タイプなので、汎用性も高いです。
補充もしやすく、コストも抑えられる点でユーザーフレンドリーな設計となっています。
⑤ 操作性・点火方式
モデル名 | 点火方式 | ボンベ着脱 |
---|---|---|
達人スリムプラス | 自動点火 | マグネット式 |
達人スリムIII | 自動点火 | マグネット式 |
操作性に関しても、基本的な構造は共通です。
どちらも「自動点火」機能を搭載しており、ガスを出してつまみを回すだけで火が付きます。
また、ボンベの着脱は「マグネット式」を採用しており、力を入れずにスムーズに交換できる仕様になっています。
初心者や高齢者でも簡単に扱える点は、イワタニ製品ならではの安心ポイントです。
⑥ ユーザビリティ(設置のしやすさ)
モデル名 | 設置のしやすさ |
---|---|
達人スリムプラス | ユニバーサルデザイン、前後左右から設置可能 |
達人スリムIII | 通常設計、正面からの設置 |
設置性で違いが出るのは、達人スリムプラスに採用された「ユニバーサルデザイン」です。
トッププレートが前後左右どの方向からも取り付け可能で、テーブルの向きや使う人に応じて柔軟に対応できます。
これは地味に見えて、日常的に使う上では非常に便利な工夫です。
一方の達人スリムIIIは従来型の設計で、正面からの操作を前提とした配置になります。
⑦ コストパフォーマンス
モデル名 | 実売価格(楽天市場) |
---|---|
達人スリムプラス | 約3,950円~4,280円(税込) |
達人スリムIII | 約5,593円~6,280円(税込) |
コストパフォーマンスで比較すると、意外なことに「達人スリムプラス」の方が安く手に入るケースが増えています。
従来は新モデルゆえに価格が高めでしたが、現在は楽天市場などでの実売価格が「達人スリムIII」を下回る状況です。
それでいてコンパクトさやユニバーサルデザインといった機能面のアップデートも加わっているため、コスパ重視の方には「達人スリムプラス」が断然おすすめです。
一方、「達人スリムIII」も長年愛されてきた安定モデルで、在庫があるうちに確保しておきたいという人には適しています。
達人スリムプラスと達人スリムIIIはどちらがどんな人におすすめ?
達人スリムプラスと達人スリムIIIはどちらがどんな人におすすめかを解説します。
① 達人スリムプラスがおすすめな人
価格・コンパクトさ・使い勝手のバランスを重視する方におすすめです。
「テーブルが狭い」「食器を多く並べたい」「収納スペースに余裕がない」といった方には、奥行きが短めのスリムプラスが使いやすく感じられるでしょう。
また、前後左右から設置可能なユニバーサルデザインは、鍋を囲む場面でも重宝されます。
現在は旧モデルのスリムIIIよりも安価なケースも多く、「価格にもこだわりたい」方にもぴったりの選択肢です。
② 達人スリムIIIがおすすめな人
「定番が安心」「使い慣れたものがいい」「落ち着いたカラーが好き」という方にはスリムIIIがおすすめです。
多少スペースに余裕があり、そこまでコンパクトさを求めない方にはちょうどいいサイズ感。
発売から年数が経ってもなお売れ続けている実績があるため、「間違いない1台」を求める人にはフィットします。
とはいえ価格的にはスリムプラスより高めなことも多いため、コスパ重視なら慎重に比較した方がよいでしょう。
まとめ|今選ぶならスリムプラス?スリムIII?最新価格で選び方も変わる!
比較項目 | サイズ | 設置性 | デザイン | 価格(楽天) |
---|---|---|---|---|
スリムプラス | 奥行き短め・省スペース | ユニバーサルデザイン | メタリックで新鮮 | 約3,950円~ |
スリムIII | 標準サイズ | 従来設計 | 落ち着いたゴールド | 約5,500円~ |
「価格を抑えたい」「置きやすさを重視したい」という方には、今ならスリムプラスの方が圧倒的におすすめ。
新モデルでありながらコンパクト&実売価格もリーズナブルと、コスパ重視派にはぴったりの選択肢です。
一方で、スリムIIIは安定感のあるスタンダード設計と、長年の実績が魅力。
シンプルで定番の1台を選びたい方には引き続き支持されているモデルです。
両モデルともイワタニならではの信頼性があるので、使い方や設置環境に合わせて選んでみてくださいね。